ASANOGAWA HASHIGO MAP

はしご酒を愉しむためのマップつくりました。

金沢で「飲み」といったら片町界隈ですが、マチに疲れた大人はどこで飲むのか。

実は、「ひがし茶屋街」や「主計町茶屋街」など、観光地のイメージが強い浅野川界隈が穴場なんです。地元の人は動き出すのは、観光客がはけた宵の口から。

ただ、茶屋街という立地上「敷居が高そう。値段も高そう。」というお声もあるので(実際私もそう思ってました)、今回金沢R不動産で「浅野川はしごマップ」なるものをつくっちゃいました。

2,000円くらいでたっぷり食べれるお店もあれば、チャージ6,000円からのお店もあるわけですが、備えあれば憂い無し。勇んで新しい世界の扉を開けてみましょう。

マップの設置場所などの詳細はこちら

なぜ不動産屋がマップをつくるのか?

そもそも、商店街組合でもなく、地元情報誌でもないのに、なぜ不動産会社&設計事務所がマップをつくるのか?その理由をちょっとお話したいと思います。

不動産屋の使命は、お客様の「暮らしを支える場所」をより良くすること、選択肢を拡げることであるのはさることながら、大きな視点としては「そのエリアのバリューを上げること」という使命もあると思っています。それがオーナーへも、借り主にも、そのエリアに住む人にも還元されていくと思うからです。

もちろん、「何がバリューか」ということは、その土地の特性によって異なります。商業地区なら人通りが多くてオープンで、たくさんの機会に恵まれている方が良いだろうし、反対に、知る人ぞ知るというか、近寄りがたいことが価値になるエリアだってあると思います。

また、その価値も単色ではなく、複雑に混ざり合い、ひとつのエリアを形成しています。いかようにも取れる街の魅力をどのように切り出してご紹介するのか、そのひとつの手段がマップだと私たちは思っているのです。

「Illustrator」などのソフトを使っている方はイメージしやすいかと思うのですが、同じ画面でも、どのレイヤーを「オン」にするのかで、背景だったり、オブジェクトだったり、全く異なる画が浮かび上がってきますよね。  たとえば「浅野川はしごマップ」なら、観光地というイメージが強く、あまり地元の人が遊びにこない東山・主計町エリアに、「夜」「飲み歩き」「川沿い」といレイヤーをオンにして、立ち現れた画を写し取った地図です。

なので、あくまでもお店紹介や道案内はマップ制作の主旨ではなく、「この街、こういう見方すると実は楽しいんですよ」という視点の提案こそが、私たちにとってのマップ制作をする意義なんです。

このように、E.N.N./金沢R不動産では物件の仲介以外にもエリア自体を盛り上げるお手伝いをさせていただいております。
マップにとどまらず、タブロイドや、ZINE、イベント開催にいたるまで、さまざまな角度からご提案できればと思いますので、「この街を盛り上げたいのだけど…」というぼんやりとした段階で構いません、御用命あればお問い合わせフォームよりご一報下さい。

 

2017.09.07

# WORKS