Villa della PACE

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壁色を一色に統一し、天井際まで塗装することで、広さと高さを強調。

機能性と意匠性。ミニマムな改修で空間の印象を変える。

「Villa della PACE」は、七尾の市街地から少し離れた県道沿いにある、元衣料品店だった平家を改修したイタリア料理店です。

コース料理のみを提供する予約制の店で「ゆったりと非日常的な時間を味わってもらえる空間に」というのがクライアントからの要望でした。

本計画は、現物件に出会えた幸運から急速に動き出します。 大らかで開放的な山小屋のような雰囲気をまとった木造一軒家は理想的で、建物の状態も良好でした。

勾配天井の開放感など、既にある魅力をさらに生かしながら、非日常性を付加すること。そして、限りあるコストと時間。これらに対して、最小限かつ効果的な改修方法を模索していました。

その解となったのは、エントランスと客室の間に設けた「緩衝空間」です。

玄関扉を開くと、濃いブラウンの壁が立ちはだかり、更にもう一枚扉を開いてようやく客席に入れる仕掛け—。そんな“セカンド・エントランス”を設けました。

元々は玄関扉を開けると、店内がひと目で見渡せてしまうワンルームでした。しかし、ここに壁を一枚入れ、ワンクション挟むことで、「外界=日常」からスイッチを切り替えてもらうと同時に、この空間自体が風除室の役目も果たしているのです。

また、斜めの間仕切りは、空間のアクセントとしても効いています。

機能性と意匠性。最小限の改修をポイントに施すことで、空間の在り方を効率よく変える事ができた案件だと思っています。

(担当:深尾純平)

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テーブル席はソファー席とチェア席の2種類。白壁の向こうが厨房スペース。

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玄関を入ってすぐの緩衝空間。非日常感を演出すると同時に、風除室の役目も果たす。

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アシンメトリーな間仕切り壁が、空間のアクセントにもなっている。

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正面入口。

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レストランの背後には裏山が。外壁や塀は手を加えずそのまま生かした。

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店名には「非日常な場でありたい」という思いが込められている。

プロジェクト名:Villa Della Pace
用途:飲食店
所在地:石川県七尾市
規模:70.94平米 木造1階建て
完成時期:2015年8月
業務内容:設計および設計監理

2017.01.25

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